海外と比較した日本の不妊症率と不妊の原因

男性不妊に関する海外と日本の違い

不妊(不妊症)という問題は日本だけのあるものではありません。(当然ですが、、、)しかし、そんな不妊症(男女)の海外データと日本のデータを見比べてみると、他の国よりもかなり劣っている部分が多いんです。

そもそも、日本のみだけで不妊に関する大規模な調査やデータは実施されていません。

これこそが1番の問題なのかもしれません。

不妊に関するネガティブなデータ以前に、日本では不妊という問題意識が他の国よりも劣っているんです。少子高齢化と言われている日本ですが、少子という部分には夫婦間の不妊という原因も含まれています。

もちろん、女性の社会進出といったこともあるので、少子の原因が全て不妊にあるとは言えません。しかし、今後の日本の少子化を食い止めるためには不妊と向き合って解決していくことが重要なんです。

長々と前置きをしてしまいましたが、それでは海外と比べた日本の不妊関するデータを紹介していきましょう。

日本では10組に1組が不妊問題に悩まされている

不妊という定義についてご存知でしょうか?一応、日本でも不妊の定義というものはあります。

「健康な夫婦が避妊していないにも関わらず、2年間妊娠しないこと」

一般的に健康な夫婦が避妊をせずに生活をすると、確率的に2年間で100%を超えるとされています。

妊娠する確率は1周期(女性の月経から次の月経までの期間)あたり15%だと言われています。大体、女性の1周期は1ヶ月に1度訪れます。そうなると、1年間に15%の確率を12回チャレンジするという計算になります。

単純に足し算じゃなく、確率計算をした場合、1年間に約85%のペアが1年以内に妊娠するようになります。

これが2年間になると100%を超えるということですね。

そして、日本人のカップルは10組に1組が不妊と言われています。(約10%が不妊)

こういった妊娠の確率から導き出されたのが「健康な夫婦が避妊していないにも関わらず、2年間妊娠しないこと」という不妊定義になったんです。

しかし、そんな不妊定義は最近変更され、世界の標準(WHO)に合わせて「健康な夫婦が避妊していないにも関わらず、1年間妊娠しないこと」になりました。

不妊の定義の変更について|日本産科婦人科学会

この流れから見て、日本は世界的にみても不妊という判断が緩い国だったんです。他の外国諸国は1年間という期間が一般的だったんですが、ここへきてようやく日本も世界標準に合わせるようになったんです。

この遅れからみても、日本という国が他の国よりも不妊に対して発展途上国ということがわかると思います。

日本人は各々の不妊意識も低い

上記でも解説したとおり、日本人カップルの約10%が不妊です。といっても、このデータは正確に調べた数値ではありません。そもそも、日本国内には不妊率に対して大規模な調査も行われていないので、確固たるデータが存在していないんです。

ちなみに、不妊治療または不妊検査を受けたことがある夫婦は16%というデータもあります。

WHO(世界保健機関)の報告では、不妊の原因は以下

不妊の原因 割合い
男性のみが原因 24%
女性のみが原因 41%
男女とも原因 24%
どちらが原因か不明 11%

この調査データによると男性が関係している不妊は48%となります。つまり、夫婦の不妊の原因の48%は男性にあるということです。

これを知っている男性は多くはないと思います。今でも日本では不妊の原因のほとんどは女性だとされているからです。もちろん、男性よりも女性のほうが不妊に関係しているのは事実です。しかし、それを男性が威張って発言できる立場ではないんです。

また、男性の不妊の場合には精子の量や質以前に射精障害やED(勃起不全)という問題もあります。

単純に種に問題があるだけでなく、夫婦生活の段階から不妊の原因が始まっていることもあるんです。

日本は夫婦生活による不妊は世界でも屈指

1年間の夫婦生活の世界平均は103回と言われています。このデータはコンドームの大手メーカーであるデュレックス社が世界的に調査したデータなので間違いはありません。

参考:図録▽世界各国のセックス頻度と性生活満足度

この調査で1位はギリシャ(138回)、2位はクロアチア(134回)、3位はセルビアモンテネグルロ(128回)、4位はブルガリア(127回)、5位はチェコとフランス同立(120回)…となり日本は最下位です。

41カ国を対象に行なった調査で日本は41位(最下位)なんです。ちなみに、1年間の夫婦生活数は45回です。

月に換算すると、日本では約4回しか夫婦生活がないんです。TOP5の国と比べればその数は約1/3なので、これだけで不妊になる確率はグンと高まるんです。

もう一つ調査データがあり、夫婦生活の満足度という項目があります。

世界平均では夫婦生活の満足度は約44%。

日本は24%で、平均の約1/2です。

夫婦生活の数が減れば、その分、妊娠のチャンスは減ってします。もちろん、夫婦生活に関しての満足度が低ければその分、夫婦生活の数も減ってきます。こういった、性生活に対するとデータからみると、日本の少子化や不妊率の上昇は必然なんです。

しかし、不妊にたいしてネガティブなことだけではありません。

日本は体外受精・顕微授精(ART)の実施数や技術は世界的に見てもダントツでトップなんです。

まぁ、不妊が多いからこういった医療症例数が増えるわけですが、不妊を解決させる対策や技術は世界的に見ても前を言っているんです。

医療や技術が高まるのはいいのですが、個人的には自然妊娠を促す政策をする方が手っ取り早いとも思いますが、、、

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